スピッツ

【NEW MIKKEツアー大阪】コロナ禍でもスピッツは普遍的だった

もともと2020年に行われるはずだったツアーが中止となり、新しく組まれたNEW MIKKEツアー。

大阪1日目のチケットを当てたぼくは、千葉から大阪に行き参加しました。

実に約3年ぶりとなるツアーは、コロナ禍の制約がありつつも満足できるいいライブでした!

この記事では、ライブ当日のレポートを書いていきます。

コロナ対策をしつつ開催

コロナ禍でのライブで密を避けるためだろうが、会場への入場はファンクラブ当選・一般で分けられていました。

ファンクラブ当選だったぼくは、会場横の出入り口から中に入りました。

ファンクラブ会員のICカードを提示し、チケットを発見してもらう。

その番号を見て「おや?」と思いつつ、自分の席に向かうと…

なんと前から5列目メンバーの姿がよく見えるかなりいい場所だった。

本来ならきっと空も飛べるはずだが、コロナ禍ということは考えるとちょっと喜びづらい。
(ボーカルに近いので…)

次はコロナが落ち着いてからのライブで、前列をお願いします。

3年ぶりの再会へ

大阪公演は「見っけ」からスタート。

開演まで「一曲目はなんだろう?」と思ってましたが、アルバムのツアーなのでこの曲に決まってますね笑

イントロが流れ始めた瞬間「これからライブが始まるんだな」ということを感じて身震いしました。

再会へ!消えそうな道を辿りたい

すぐに準備しよう

人間になんないで 繰り返す物語

ついに場外へ

コロナ禍を経て聞くと「再会へ!」というフレーズが違う意味合いを持って聞こえます。

ぼく自身は、スピッツと3年ぶりの再会です。

そこそこ長いけれど、コロナ禍のせいでもっと長かった気も。

マサムネ:みんな…やっと会えたね

これはぼくが初めて行った金沢でのライブで、マサムネさんが最初に言ったセリフ。
確かなんかのマネで、いつか言ってみたかったとMCで話していました 笑

ようやく来れたスピッツのライブで、今度はぼくが「やっと会えたね!」という気持ち。

そこから「快速」「エスカルゴ」「けもの道」と、ロックな曲を畳み掛けてきます。

「猫ちぐらのゆうべ」のときは、ライブの方針でやらなかったロック曲。

客席も声こそ出せないものの、お客さんの動きの大きさからも、会場のボルテージが上がっているのは明らかです。

普段なら曲の間で、メンバーの名前を叫ぶ人がいるが、今回はそれもない。

その代わりに手拍子をしたり、体を動かしたりして、各々スピッツにメッセージを送っているように感じました。

ホロリ涙には 含まれていないもの
せめて声にして投げるよ ありがとさん

(スピッツ:ありがとさん)

ホロリ涙に含まれていないものを、声以外の手段で投げる。そんな感じです。

制約がある分、客席にはどこか開放しきれないエネルギーがたまっている印象。

しかし会場にいる誰もが、スピッツが演奏で放つエネルギーを感じていたことでしょう。

後方席に慰めの声をかけるマサムネさん

会場の前列だけでなく、左右や後方の席のファンにも呼びかけるアーティストは多いです。

スピッツも例外ではなく、この日もコロナ禍の中きてくれたことを気遣いつつ、会場全体に呼びかけていました。

マサムネ:後ろの方もちゃんと見えてますよ!今日はくじ運がなかったけど、明日からはいいことがあるから!

「くじ運がなかった」という、慰めのような言い方はちょっと面白かったですね 笑

コロナ禍でもスピッツからは逃れられない

ライブの日には、コロナの感染が全国的にピークアウトしつつありました。

とはいえ、以前として安心できる状態ではいえません。チケットが当たっていたものの、参加を見合わせた人もいました。

来る判断もあれば、来ない判断もある。ぼくもさすがに迷いはしました。

それでも開催されるとなると、不安はありつつ行かずにはいられません。
一体なぜなのか?

きっとスピッツから逃れられない人間になってしまったからです。

ありえない明日に憧れ 何度でも無理にふくらまし

そんな日々を軽くなでられ

なんでだろう?涙が止まらない

なんでだろう?君から逃げられない

(スピッツ:稲穂)

なぜだか聞きながら目頭が熱いし、スピッツから逃れられないからライブに来ている。

いろんなアーティストの曲を聞くようになったけど、途中で冷めることなくずっと好きなのはスピッツだけ。

ぼくは一生、スピッツから逃れられない気がします。

親から引き継がれるスピッツ愛

会場に集まった人を見ると、ぼくと同世代か年下かという人がかなり多いです。

ファンじゃない人は「世代でもないのになぜ?」と思うかもしれません。

実際ぼくがスピッツが好きというと「若いのに好きなんですね〜!」と言われます。よくよく聞くと、相手の方が年下でスピッツファンだったこともあるけれど 笑

ぼくもそうだが、スピッツは「親が聞いていた影響でファンになる」という人がかなり多い。
若い世代は、ほぼこれがきっかけです。

スピッツのメンバーも「親がファンで〜」とよく言われるらしい。

テツヤ:これはいいことだから、みんなも自分の子に聞かせていってね!

この日会場にいた人の多くは、自分の子にスピッツを聞かせるでしょう。

もちろんぼくもです。結婚が先ですが←

マサムネさんのお蔵入りになったMCネタ

スピッツのライブというと、マサムネさんを中心としたユルいMCも魅力のひとつ。

ぼくが参戦した長野県での結成30周年ツアーの時なんて、アンダーウェアの話をしていたくらいです。

ライブの後に台風が直撃してすぐには帰れなくなったんだけど、当初の宿泊用の下着しか持ってきていなくて現地調達しないといけなくて。

それ以来、ライブの時は着替えを多めに持ってくるようにしています。

そんなMCをしているので、結構思いつきでしゃべっているのかなと思っていました。

しかしマサムネさんは、各ライブ会場で話すネタを事前に考え、メモしているようです。

関西だと和歌山、大阪の近くだと高松でも久しぶりにライブする予定だったから「ここの会場ではこれを話そう」っていうことをメモしてて。

でもツアーが中止になっちゃって、全部おじゃんですからね

30周年ツアーでのアンダーウェアの話も用意していたんでしょうか。

どっちにしても音楽だけでなくMCも、自分の好きなようにやっている感じで大好きです。

100%生演奏

スピッツのライブでは、録音を使いません。

オケの音を入れている曲だとしても、ライブではメンバー+クージー(サポートメンバー)の音だけで演奏します。

ただ「まがった僕のしっぽ」という曲にはフルートの音が入っているので、演奏するならこれはどうするんだろうと思っていました。

「まがった僕のしっぽ」はプレイリストに入っていたが、よく見るとクージーがフルートを吹いていた!
まさかフルートも演奏できるなんて知らなかった…

そのため、今回もスピッツのライブは100%メンバーの生演奏によるライブでした。

音源を流すのがダメとは言わないが、ぼく個人はできればライブは生音を聞きたいタイプ。

スピッツの生音を堪能できるのも、スピッツライブの醍醐味です。

「見っけ」の曲が成仏されなくてよかった

田村:『見っけ』の曲が置き去りになってたので、今回演奏できて良かった…成仏…じゃないけど…

マサムネ:えっ、成仏?(陰陽士のポーズを決める)

2020年3月から行われるはずだったホールツアーは、コロナで中止。

本来の予定から1年3ヵ月後に、今回の新しいツアーが組まれています。

NEWアルバムのツアーが1年半も途切れていたわけなので「『見っけ』の曲が忘れられちゃうんじゃないか」という思いがあったみたいです。

正直ぼく自身は、今回のライブがアルバムのツアーだということを忘れかけていました。

ぼくを含めお客さんが迷いながら曲のフリをしていたので「ライブでの演奏が少ない最新アルバムの曲だからか」と考え、アルバムのツアーだということを思い出しました。

下手をすればツアーができず、成仏とまではいかなくても不遇な扱いを受けるアルバムだったかもしれません。

そういう意味でも、今回ちゃんとツアーで演奏できたのはよかったなと感じます。

コロナ禍でもスピッツらしいライブだったけど…

コロナ禍でマスクをつけていないといけないとか、制約はありつつも楽しいライブでした。

もともとスピッツのライブではみんなで歌ったり、コールアンドレスポンスをするということはほとんどないです。

だから比較的いつものスピッツライブではありました。

しかしMCに笑うのを堪えたり、誰もメンバーの名前を叫ばないというのは寂しいもの。

それにツアーの翌日発売されたアルバムには「359号線のうた」という、みんなで合唱できそうな曲が収録されました。

次のライブではみんなで歌い、MCにも遠慮なく笑い、メンバーの名前を好きなだけ叫んでもらいたいと思います。

NEW MIKKEツアー 大阪1日目プレイリスト

  1. 見っけ
  2. はぐれ狼
  3. エスカルゴ
  4. けもの道
  5. 遥か
  6. 快速
  7. 放浪カモメはどこまでも
  8. ワタリ
  9. ラジオデイズ
  10. 優しいあの子
  11. ヒビスクス
  12. 水色の街
  13. まがった僕のしっぽ
  14. 青い車
  15. YM71D
  16. ロビンソン
  17. ありがとさん
  18. 8823
  19. 俺のすべて
  20. 紫の夜を超えて

アンコール

  1. ヒバリのこころ
  2. 猫ちぐら
  3. ヤマブキ